こんにちは、kaki です。
私は看護師として約7年間働いた後に、機械音痴にも関わらずエンジニアに転職しました。現在もエンジニアとして働き続けており、エンジニア歴は約2年です。

看護師以外の仕事をしている人の現状を知りたい。
看護師を辞めて後悔してない?
以上のような疑問に、私の体験談をもとにお答えします。
看護師を辞めた経緯
病棟看護師を1年で退職し、その後クリニックで6年間勤務していたあの頃。
クリニックに転職後は精神的にも肉体的にも格段に楽になりましたが、新型コロナウイルスの影響で激務と化した職場。
さらに、今まで絶妙な均衡状態を保っていた職場内の雰囲気も、忙しくなった故に人間関係のギスギスに拍車がかかり、辞めたい、としか考えられなくなりました。
そんなギリギリな精神状態な中、理不尽な出来事があり「あ、もう無理やめよう」と思い、その日のうちに院長に「1ヶ月後に辞めます。代わりを探してください。」と唐突の退職宣言。
帰って夫に報告すると「!?!?!?」って感じでした。(そりゃそうだ。)
次の転職先も何も考えず、無策のまま仕事を辞めたのは28歳の頃。
看護師とは180度違うエンジニアを目指してみる
失業保険を貰いながら無職期間を満喫しているものの、次も看護師として働くつもりでした。
友人、夫の後押し
そんな中ある日、エンジニアの友人から「エンジニア、向いてるかもよ?コミュニケーション能力が高い人が重宝される業界だよ!」と言われ、「エンジニア?いいかも!コミュ力には多少自信あるし!」とすっかり乗り気に。
冒頭でも伝えましたが、私は機械音痴です。 タイピングこそ多少得意で電子カルテの記入は問題ないくらいでしたが、「パワポ?エクセル?使わなくても生きていけるよね?」な人種でした。いや、正確には今も完全に克服したわけではなく機械音痴。 こんなんでエンジニアを目指した根拠のない自信が今思うと怖い。
そして「やってみなよ!ダメだったら看護師資格があるんだし戻ればいいじゃん!」の二つ返事で快諾した夫もすごい。
ダメだったら看護師に戻ればいい と思える看護師資格は最強のお守りで、私を後押ししてくれました。
国の補助金でプログラミングスクール通い
思い立ったが吉日で、プログラミングの勉強を始めよう!と思ったものの、プログラミングの『プ』の字もわからない私は、独学では必ず挫折する自信があったため、プログラミングスクールに通うことを決意。
そして、スクールの受講料が国から最大80%補助されることを知り、さっそく複数のスクールに面談を申し込み、その中で自分に合っていると直感したスクールに申し込みました。
プログラミングの難しさに直面
私が申し込んだのは短期集中4ヶ月間コースというもので月〜金曜日、10:00〜19:00の4ヶ月間。
みっちりと学習時間が確保され、学生のような生活。
いざ学習を始めてみて、スラスラとコードが書けるはずもなく、理系には程遠い頭 & 機械音痴の私には困難の連続でした。
正直「こんなに苦労するならあのまま看護師の方が楽だったのでは?」と何度も思う程。
それでも無事に何とか卒業制作まで終えて卒業できたのは、懇切丁寧に手取り足取り教えてくれる先生がいたことと同じような境遇の同期がいたからです。
独学でプログラミング学習をしてエンジニアになりました!っていう人もいらっしゃいますが、今振り返ってみても私に独学は絶対無理だったと思います。
決して安くないお金を払ってスクールに通った最大のメリットは、一人では絶対に挫折していただろうエンジニアとしての最初の一歩の学習を、最後までやり遂げられたことでした。
エンジニアに転職したら良いことしかなかった
こうして看護師という職から離れ、エンジニアとして働き始めて約2年が経過しましたが、控えめに言っても 1mmの後悔もなく転職して良かった と日々思うことばかりです。
人間関係のストレスが完全にゼロ
技術の進歩が目覚ましく、常に最新の知識をキャッチアップすることが求められるエンジニア業界は勉強の毎日で大変ですが、看護師時代と決定的に違うのは 人間関係でストレスを感じたことが一度もない ことです。
あくまで私の体感ですが、エンジニアは一見ぶっきらぼうな人も多いですが、論理的で感情的にならず、優しい人が多い印象です。
仕事でミスをした時も淡々と原因と対策を導き出してくれる上司や同僚に何度も救われています。
基本的にリモートワークOKの会社で出社は自由ですが、職場の方々と飲みたくて出社する時もある程。看護師時代は職場の飲み会苦痛だったなあ…
看護師のスキルが重宝される
とは言え、技術力バリバリの猛者エンジニアがたくさんいる中で、技術的にはまだまだ未熟な私がなぜ職場で生き残っているかというと、看護師時代に培ったコミュニケーション能力を買われているから。その一点に尽きます。
要件整理やタスク管理などは苦手な人が多いので、そういった部分を担わせてもらってます。
あとは時間を守るとかホウレンソウとか。これ、当たり前と思うけど、意外とルーズな人が多くて転職してびっくりしました。
看護師しか周りにいない環境では当たり前のことなので気がつきませんでしたが、看護師業界の外に出てみると、看護師スキルは思った以上に強力な武器になります。
当たり前のことにコミュニケーション能力を上乗せして業務をするだけで非常に円滑に業務が進むので、ありがたいことに重宝してもらって、今日まで生き延びてこられました。
リモートワーク・フレックスタイム制の快適さ
会社にもよりますが、リモートワークやフレックスタイム制を導入している職場も多い業界。
私も2年間で出社した回数は10回あるかどうか。コアタイムの11:00〜17:00さえ出勤していればあとは自由。寝坊してもよし、夜遅くに作業してもよし。
そして、とにかく休みが取りやすい。看護師時代は自分が休む代わりに誰かが出勤しなければならないため休みを取りにくかったですが、現在は自分の仕事は休み明けに対処すれば良いため、自分の裁量で休み調整をしやすいです。
世間の長期休みと同様に長期休暇を取れるし、体調が悪い時には代打を見つけなくても連絡一本で休める。
控えめに言っても自由度が高すぎて最高な職場環境です。
エンジニアの年収と将来性
気になる収入面ですが看護師時代の頃と大きく変わっておらず、現在年収500万円です。
残業や人間関係のストレスがなく通勤に時間をかけることもなく働けていることを考えると、看護師時代の年収よりとても多く貰っているような体感です。
そしてIT業界はこれからも伸びていく業界なので、着実にスキルアップさえすれば年収も上がっていきます。
働き方次第では800万円以上稼ぐことも決して高望みではなく現実的な目標値として捉えられると思います。実際に職場にはそのようなフリーランスエンジニアの方がうじゃうじゃいます。夢がありますね…!
まとめ:看護師を辞めたいへのメッセージ
看護師を辞めて、まったく違うエンジニアの仕事に就職した私の体験談をお伝えしました。
看護師で培ったコミュニケーション能力や忍耐力、責任感などなど、厳しい環境下で耐え抜いて得たスキルは必ず役に立つと思います。
現在、看護師を辞めたいと迷っているけど自信がないという方に向けて… せっかく看護師資格という最強のお守りがあるんだから、一度やりたいことにチャレンジしてみてほしい!とお伝えしたいです。
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